夜勤専従のパート勤務で働く看護師はたくさんいる。深夜帯は多くの患者の面倒を少人数の看護師だけで見る必要があり、仕事の量も多い。
勤務時間も深夜0時から朝方の9時頃までと、長時間の勤務が一般的だ。もちろん仮眠時間や休憩時間は確保されているが、一人ひとりの負担は大きいのが特徴といえるだろう。
負担を軽減させるには業務内容や配置人数を見直すことももちろん必要だが、まずは自分自身で対処できる方法を試して心身の負担を失くすことが先決だ。
夜勤専従の働き方は、昼夜逆転生活が基本だ。日勤帯の生活と同じように、睡眠をしっかり取ることが欠かせない。
昼間は周りが活動している時間帯なので騒音や採光などで深い睡眠に入りづらいことも多い。そんなときには、耳栓やアイマスク、遮音遮光カーテンなどを活用して少しでも安眠できるようにする。部屋を暗くして、リラックスできる環境を整えることがコツだ。
無理やり寝ようとはせず、目を閉じて気持ちを落ち着かせるだけでも疲れが取れると考えられている。眠る前に本を読んだり音楽を聴いたりして、入眠のリズムを作っておくとスムーズに眠れるかもしれない。
それでもなかなか眠れないときには一度ベッドから離れて、眠らなければならないプレッシャーから自分を遠ざけてみるのも一つの方法だ。
寝なければと思えば思うほど緊張が高まり、眠れないループに陥ってしまう可能性もある。何よりもまずは心身ともにリラックスさせることが重要だ。